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  • 執筆者の写真安田ヨウコ

たのしい入院生活ー4  マイスペースの確保 その2


入院した時にまず確保したいマイスペースについて  その1はこちら


2)好きなものを集める

入院時に同室のおばあさんたちと知り合いました。自分のものがなにもない、必要最低限の殺風景な空間に一日中寝ていると、意識がぼやけるのもわかるなぁと思いました。もしかしたら、思いの中で楽しい冒険をしている方もいらっしゃるかもしれませんけれども。でも、もし、家族の写真や、何か触れられるもの(触覚を使うことは体全体を目覚めさせます)が一つでも近くにあったらいいのになと感じました。

お人形、手帳、カレンダー、本、雑誌、お守り、シール、写真、筆立て、お見舞いの品など、、、なんでも構いません。あなたが好きな物、自分の心が安らぐもの、くすっと笑いたくなるものを集めましょう。友達にもらったお見舞いカード等を飾ってもよいですね。

そしてそれを眺めましょう。触れましょう。使いましょう。つらい時、暇な時、いつでも。

そうです。そうです。自分の部屋を作るのです。私はクリスチャンでもないのに、こんな感じに窓辺を飾っていました。祭壇みたいですね?と言われましたよ(笑)

中央にあるのはミケランジェロの彫刻「ピエタ」の写真です。入院中この写真を手に取ってしみじみ眺めていました。薬の影響で夜中に目がさえてしまうので、音楽を聴きながら。

ピエタのマリア像は悲しみを超えた何か興味深い表情をしているなぁと思って、不思議な気持ちで見つめていました・・・・。

その向こうに、学生時代のとってもパワフルな恩師にもらった海中写真があって、その向こうは「まんだら塗り絵」です。色鉛筆と一緒におみまいに頂いたもの。塗り絵はかなり癒されました。

その他、ブリザードフラワーとか、起き上がりこぼしとか、お守りとか、いただきものを陳列し(笑)、クリスマスのリボンもあります。

看護師さんに「なんかこのブース、明るいですね!」と言われました。


病院というよその場所に来て、不安な時は、みんなと同じようにおとなしくしていようとおもいましたが、それよりも(怒られなければいいや。自由に自分の気に入るように過ごそう)という風に考えが変わり、大分安心しました。



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