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  • 執筆者の写真安田ヨウコ

アレクサンダーテクニークは「今」のワーク

今月お休みをしているけれど、

個人レッスンの予約は受け付けている。


長年、時々レッスンを受けに来る方が言っていた。


「自分は、目の前にある課題をいかに早く達成するか

ということばかり考えてきたんだな、

そういう傾向があるな、

と、気づきました。


何かしながら、

一瞬一瞬のプロセスを見たり、

自分の中から湧き上がってくるやりたいことを見たり

など、そういうことは考えたことはなかった。


ずっと習慣の中で生きてたなって。


今、そのように思えるのは、

アレクサンダーテクニークを学んできたおかげだなと思っています。」





最近レッスンを受け始めた方が言っていた。


「こんな風に立ったことはありませんでした。


身体はこんな風にできるのに、

違うことを一生懸命にさせていたのかもしれない。

がんばらなくても立っていられるんですね。


横になったとき、今まで本当には休んでいなかったのかもしれない。

休んでいいのに、きゅっと身体を縮めていた。

横になって、身体をやすめていいんだなって思いました。」





「いつも」やっていることは、「いつも」そうだから自然に感じるし

スムーズにできる。

でも、それがあなたの身体を含めた全体にとって、自然とは限らない。


レッスンを受けることで、

「いつも」何をどうやっているかが分かったり、

「いつも」とは違うやり方があることに気づいたりする。


「いつも」というのは全部過去の事なのだ。


今は、「いつも」ではない。

今に過去を重ねるのが「いつも」

今には「いつ」がない。今には今しかない。

過去のたくさんの「いつ」に「も」をつけて「いつも」


「いつも」のことは、当たり前になる。

当たり前のことは、見なくなるし、感じなくなる。

すると、見えなくなるし、感じられなくなる。


でも、ほんとうは、あなたは、常に今、新しいあなたであるはず。

生きている限り。常に今。


過去のことを観察すると、たくさん情報が得られる。

でも、その情報を使うときはいつも「今」


今、にいるために、ワークがある。

今、あなたの全体

今、からだを含めてあなたの全体が

今、地球と繋がっている

今、世界に存在している


いつでも「今」から始めることができるのがアレクサンダーのワーク。

以前、どれだけ勉強したとしても、

やはり、今、改めて自分全体があってワークになる。


アレクサンダーのワークは、今、頭と背骨の関係を自由にする。

(自由でいないことをやめるというやり方で)


頭と背骨の関係が自由なものであれば、からだは

刻一刻とあなたのために最善のエネルギーを生み出してくれる。




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