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  • 執筆者の写真安田ヨウコ

出汁が好きになった話

天然材料からとる出汁は、だしパックと違ってナトリウム(塩分)を添加していないから私のような塩分制限のある人も気兼ねなく飲める。

とはいえ、もちろん出汁パック使ってます。

私、おはずかしながら今まで、家でお出汁を美味しくとれたことがなかった。。。

料理上手の叔母や義母の出汁はおいしかったけれど、

自分でとるとそうならない。

今一つ。でも、それほど重きを置いていなかった。


それが、最近、毎朝出汁を作って、コーヒーのように飲んでいる。

そう。朝のコーヒーならぬ、朝の出し汁。

お吸い物があまり好きでないから、単に出汁で飲んでる。

きっかけは、ある時、ふと、

ずっと引き出しに眠っていた北海道の昆布を使ってみたこと。

けっこう色がでるんだなと思った。

味見したらぼんやりしていたから、かつおだしパックを投入。


いい匂いがした。それでもう一度味見した。口に含んで


む!?


動きが止まり、飲み込むと五臓六腑に染み渡った。

おどろいた。

それまで、自分がとる出汁でそんなふうに感じたことはなかったから。


たぶん、私の体調とか、おなかの空き具合とか、

茅乃舎の東京限定かつお出汁パックのせいもあるだろうが、

これは、やはり昆布の仕事だろうと考えた。

昆布を見くびっていた自分を悔いた。


何度か作ってみて、やはり

昆布だけだと足らない。

かつおだしだけのときも一味足りない。

グルタミン酸だけでも、イノシン酸だけでもだめなのだな。

動物出汁と植物出汁の妙なのだな。家庭科で習った習った。


昆布のお店の人がテレビで話していたが、 昆布は横向きに、なるべく細く切るとよいと言っていた。 それでこんな風に切って使っている。 DNAを思い出す。


出汁を飲むと、はーっとため息が出て、からだが喜ぶのがわかる。

(今更!? って思いますよね?私だって思ってる。( ´∀` ))


出汁の味覚に自信がなく、

自分は出汁の引けない人間なのだと半ば諦めていたが、

一度でも、自分が美味しいと思えるものが取れたのは素晴らしいこと!


わーい! 出汁に目覚めた。


出汁をとって、出汁のまま少しお塩をふって飲む。

お味噌汁にすることもある。

お味噌汁にする時は、最近はやりの

土井先生の揚げ卵 などを入れていただいている。


食生活、マンネリになってきたころに

何かあたらしい味に気づくものだな。


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