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  • 執筆者の写真安田ヨウコ

病気でも健康でいよう!-自分の人生を生きる

病気の時にひらめいたこと、学んだことをシェアしたいと思ってるのだけれど、

もうずいぶん、ほんとにずいぶん、私は元気になってしまったなと思う。

「なってしまった」なんて本当はおかしい言い方で、元気になったのは喜ばしいことなのだ。

でも、丈夫になっていくにつれ、以前のちょっとした不都合や不自由もなくなってゆき、それゆえの工夫やひらめきなどに出合わなくなったことを少し残念に思っている。


弱々しく繊細であったからこそ、キャッチできた気づきがある。

そしてその気づきを受け取って大事にしてきたから、今がある。

病気になっても、ならなくても、その時に自分に役立つ気づきがあるはずだ。

私はすぐに気づきの「内容」の方に惑わされてしまうけれど、大事なのはただ「気づきつづける」ってことだと思う。このことは少々わかりづらいのでまた今度書こう。


さて、「病気でも健康」というタイトルのこのブログだから、

元気になった今、病気だった時に「自分ってわりと健康だな!☺」って思えたことを書いていこうと思う。


気づいたことをメモしていたノートがある。自分で見ても何のことやらわからない絵が描いてあったりするのだが、そこに唐突に、


2017.10.5

今日から自分の人生を生きる!と思った!


って書いてある。これは入院する少し前。

元気もなく、重病だと聞かされてお先が真っ暗で、初めての入院で怯えていた。なおるとともわからない難病。しかし、この瞬間にガラッと意識が変わり覚悟することができた。まるで魔法の言葉だった。


それまで自分の人生を生きてこなかった、なんてことはないはずだ。

もしそうなら一体誰の人生を生きてたというのか???


洗面所で必要なものをポーチに詰めながら、


(これからがほんとの人生なんだ)


というアイデアが浮かんだ。少しだけエネルギーが変わった。

ふと鏡を見た。

自分と目が合った。

そんなによく見たこともなかった自分の眼をまじまじと見た。 そしてその眼に向かって「今日から自分の人生を生きるんだよ!」って口に出して言った。


口に出して自分への言葉を発したのは、もしかしたらそれが初めてかもしれない。

その決意の表明はとても大きな変化をもたらした。まずとてもスッキリした。

そしてその日から、私はガラッと変わってしまった。

目が覚めたように主体的に、前向きになった。


その時の気づきは、ただ鏡の中の自分と目が合ったということ。


そのチャンスを鏡の中の自分は逃さなかった。

こっち(自分)を見て!って思ったんじゃないだろうか。

毎日見ているはずの鏡なのに、それまでとは違った。初めてほんとうに自分と「向き合う」ことができた。







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