top of page
  • 執筆者の写真安田ヨウコ

不安や窮屈さを感じたとき、呼吸の実験はいかがでしょう?

こんにちは。アレクサンダーテクニーク教師の安田ヨウコです。


あれよあれよという間に新型コロナウィルスが世界中に広まってしまいました。

そのせいか、以前からそれほど変化がない状態の国内にも、改めて得体のしれない不安が強まっているようです。


それに加えて、日本は警戒が発せられて社会的な対応(休校やイベント等の延期やキャンセルなど)が始まってから、既に一か月半が経っています。時間の経過とともに、警戒して生活するのに疲れてきた感じもあるのではないでしょうか。


ここらで一つ、呼吸の実験をしてみませんか。


手順は

1)からだ全体を思い出す

2)口からふーっと息を吐く

3)唇を閉じる

4)鼻から自然に息が入るのを観察する


これだけのステップです。

次に少し説明しますね。


1)からだ全体を思い出す


今、からだ全体があるなーって

思い出してみましょう。

「からだ全体」には「頭」も含めてくださいね。

人によって、からだというと、首から下のことを考えてしまって

頭の存在を忘れてしまう方がいます。

頭から足まですっぽりと全体です。

ただ、あるなーって気づくだけです。


肩はやわらかくしておきましょう。

あらかじめ数回回してみてもよいですね。

でも、よくわからなかったら、

気にせず、からだ全体の意識にもどりましょう。


2)口から息をふーっと出す


既に今、体の中にある空気を、

口からふーっと吐いてみます。

はじめは小さなため息かもしれません。

そして、ここが大事。

息が全部出たら、優しく唇を閉じます。


3)すると、鼻から空気が自然に入る


ここがとてもよいところなんだけれど、

唇を閉じると鼻から息が自然に入ってきませんか?


意識しすぎするとうまくいかないので、

私のレッスンではよく「めだかの学校」の歌を例にします。

そおっと覗いてみてごらん♪です。

鼻から入ってくる息をただ感じましょう。

(そおっとしすぎると息が止まってしまいます)


息、入ってこない!!!!

って人は、慌てず1、2秒まってあげてください。

必ず入ってきますから。(笑)


ではもう一度、始めからやってみますね。

この絵のような↓感じで、風の精になって

(はい、ボッティチェリのヴィーナスの誕生に出てくる風神ゼフィロス)


ふーっと口から息を吐きます。

あ、頬っぺた膨らませなくていいです(^^ゞ

唇も、とがらせなくていいです(^^)

あくまでも自然に。静かに。

勢いはなくてもいいです。


大事なのは、

頭を前に突き出さないってことです。

そこにいるまま 自然にふーって感じです。


最後は無理矢理絞り出さなくていいです。


自然に息がなくなったなー

と思ったら、


唇を閉じる。


すると、

鼻からすうーっと息が入ってきます。

入ってくるのを「ぼーっと」感じていましょう。

入ってくる息の「行く末まで」味わいましょう。

途中で終わらせたり、端折ったりしないで 体の中で空気の広がりを受け入れます。


力を込めて息を吸わなくていいですよ。

どちらかというと「吸う」って思わないほうがよいです。

自然に入ってくる息だけでいいんです。


★アレクサンダーテクニークのレッスンではもう少しよい特別なやり方「ささやくアー」という方法があるのですが、今はブログを読みながらだから、そんな感じでいいです。ご興味あればグーグルしてみてください。★


休み休み、このプロセスを 何回かやってみてください。


最後のところで、 自然に鼻から入ってくる息を感じてみましょう、

空気は鼻からどこに向かっていきますか?

体の中に通り道ができますね。


胸だけでなく

背中の下の方にも 空気が入るスペースがあります。


ああ、はいってくるなー、どこまではいってくるのかなー、

へー、こんなとこまで入るのか―、


と、観察してみましょう。

風船の人形が膨らむように

体の中が広がっていくかもしれません。


根をつめなくていいです。 一回、二回、休んで、またやってみる。


しばらくすると、

前よりたくさん息が出るようになるかもしれません。

前より深いところまで空気がはいるかもしれません。


知らんぷりして(真面目にならずに)

でも気づきながら(目覚めた状態で)

何度か試してみましょう。


背中や、わきの下や、身体の横面にも

空気がはいって動くのを

できるだけコントロールせずにいましょう。


大きな鳥になって 翼の下に空気が

入ってくるような感じです

(Atelier de NATURAさんが撮った素敵な写真をご参照ください)



それでももし、

( ゚Д゚)、わたし、息、入ってこないんですけど!


って人がいたら、(^^ゞ


うん、たぶん、生きている限り、息、どこかから入ってきていますからご安心を。


からだ全体を思い出してもう一度

ちょこっとでいいから 息を吐いてみましょう。

そして唇を閉じる。

閉じたまま、鼻から息が入るのを味わう。


うまくいかないなぁって場合は、よかったらレッスンに来てくださいね・・・。



さてさて、

芝教室のグループレッスンですが、もともと少人数で、私はそれほど心配はないと思っているのですが、ご心配の方もいらっしゃるかと思い、下記のようにレッスンスタイルを変更します。


今まで:参加者のみなさんが相互に触れたりゲームをしたりして楽しく学ぶスタイルでした。


これから:一人一人順番にヨウコとワークをします。ヨウコはときどき皆さんに話しかけます。他の方はそれを見ながら学ぶというスタイルにします。一人終わるごとに小休憩。

(オープン個人レッスンと呼びます)


このようなレッスンで、みなさんがご自身のからだとのつながり、からだと世界とのつながりをクリアにして、ゆっくりとご自分のスペースを思い出せるようサポートします。


ご自分のスペースとは前回書きました着ぐるみ生命力のことです。


不安になっていらっしゃる方、なんだか固まっちゃってー!って方も、ぜひご来訪ください。おまちしています。


芝教室

オープン個人レッスン 19日(木)26日(木)19:00~20:30 定員三名(残二)

個人レッスンもあります 同日 16:00~、17:00~、18:00~


馬込の個人レッスンは随時受付可能です。


出張レッスン

出張レッスンも可能です。



閲覧数:56回
bottom of page